さてさて夏も夏、猛暑日が続く最近ですが、台湾について前回書ききれなかったことを書こうと思います。
ビンロウの木って何?カカオと関係あるの?
っと言う話をしました。
ビンロウの木とは、10~20mほどの高さまで成長するヤシ科の植物です。
種子が嗜好品として、噛みタバコに似た使われ方をします。
カカオの木は、風や強い日差しが苦手なためビンロウの木やバナナの木に、紐やゴムなどで固定して守ってもらって大きく成長します。
このようにカカオの木を守ってくれる木を、『シェイドツリー』といいます。
別名『母の木』。
カカオの木が大きくなるまで守ってくれる木ですから、母の木と言われるのも納得です。
こうして大きくなった木に花が咲き、カカオポッドが実っていきます。
不思議なのは、カカオの実の色がバラバラな所です。
黄色のポッドのとなりは、紫のポッド。
1つの木でも、いろんな色のカカオポッドがなります。
色で熟成具合の判断はできません。
なので収穫すると、本当にカラフルなカカオポッドの山が出来ます。
収穫→発酵→乾燥→袋詰め→日本へ
今回台湾をめぐって、カカオ豆がどれだけ大切に育てられているのか再確認することが出来ました。
これだけの人の手がかかって、カカオ豆は美味しいチョコレートに変わっていくんだなとつくづく思いました。
台湾のカカオ豆がもっと広がって品質が上がってくれることを願います。